■ 置きconc (1)

最も基本的な、concによる移動方法である。
concは破裂すると周囲にあるものを弾き飛ばすような効果があるので、
これを利用して大きく跳躍したり、素早く移動したりすることができる。

concの爆風による飛ばされ方は次のようになっている。
 ・concから離れているほど遠くへ飛ばされる
 ・concの破裂したした地点とプレイヤーのいる地点とを結んだ方向へ飛ばされる。
 ・爆風を受ける前に移動していた方向・速度と、
  爆風で飛ばされる方向・速度には関係がない

より遠くへ飛びたいなら、できるだけconcから離れた位置にいればよい
より高く飛びたいなら、よりconcより高い位置でconcの爆風を受けるようにすればよい
(爆風の範囲外にいては意味が無いが)

敵deffenceをconcの爆風でどかす時なども同様である。
より敵を遠くへ弾き飛ばしたいのなら、
なるべくconcの範囲ギリギリのところが敵に当たるよう投げなければならない。
足元で破裂するように投げても、敵はほとんど飛ばされてはくれない。




■ 置きconc (2)

置きconcには次のような長所・短所がある。

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●長所
 ・全く同じ位置にconcを置き、全く同じ位置に立ち、全く同じタイミングでジャンプすれば
  全く同じ軌道で飛ぶことができる
  (bases2k3など、精密な跳躍が必要なマップでは有効)
 ・飛ぶ瞬間にロケランなど敵defの攻撃を受けても、
  ある程度狙った方向へ飛ぶことができる
 ・投げてからconcが破裂するまでに余裕があるので、
  飛んだ後で使用する予定のグレネードやconcを早めに握っておくことができる
  (落ちているflagに向って飛び、)
  (flagに触れた瞬間に早めに握っておいたconcでまた飛ぶ といったことが可能である)
 ・waterから大きく飛ぶことができる

●短所
 ・concを投げることで、飛ぼうとしているのが敵deffenceにバレる
 ・HHに比べると高さ・速さが劣る
 ・周囲の地形によってはconcの置き場がなかったりなどして使いづらい
--------------------------------------------------

マップによっていろいろと使いどころを考えてみるのも面白い。




■ 置きconc (3)

concを地面に置き、少し離れた地面で立ったままでいる横方向へ低く飛ぶことができる。

concの性質として
 ・concの破裂したした地点とプレイヤーのいる地点とを結んだ方向へ飛ばされる。
というのがあったが この『プレイヤーのいる地点』 というのが
プレイヤーと地面との接触点ではなく、プレイヤーの膝の辺り(推測)に設定されているため
地面に置かれたconc と、地面に立っているプレイヤーのいる地点 とに高低差が生じ
『低く飛ぶ』ことができるのである。

地面に立っているプレイヤーの『プレイヤーのいる地点』
かなり低いところに設定されているため、
concが置かれた地面より少しでも低い地面にプレイヤーが立っていると
concが破裂しても全く高さが出ず、移動することができないので注意が必要である。


またあまり使う機会はないが、
置きconcを使って低く飛ぶ(立ったまま爆風を受けるのよりは高く)
には次のような2通りの方法がある。
 1.ジャンプの着地寸前にconcの爆風を受けるよう、
   タイミングを合わせて早めにジャンプをする
 2.concが破裂する直前にジャンプする




■ 置きconc (4)

置きconcで、ジャンプすることなしに上へ飛ぶには
次のような方法がある。
 1.自分の立っている位置より低いところへconcを置く
 2.concを投げた後、concより高い地点へ移動する


ジャンプなしで飛ぶことのメリットは、
concを置く位置とconc破裂時に立っている位置が正確ならば、
常に正確な軌道で跳躍することができる点である。
マップによっては『シビアだが、成功すればかなり有効なconcjump』がある。
(bases2k3, openfire_lowgrensなど)
そのような場合に、正確性の高い置きconcが効果を発揮する可能性がある。




■ HH (1)

concを握ったまま、concの破裂のタイミングに合わせてジャンプすると
速く、大きく跳躍することができる。
これをHandHeld(通称HH、持ちコンク)という。

『concが破裂した瞬間にプレイヤーが移動していた方向』に加速を付けてくれる
のがHHである。(下図参照)

破裂の瞬間のジャンプの角度がHHの角度を決め、
破裂の瞬間のプレイヤーの移動速度がHHの速度を決定する。
ストレイフジャンプ、BHなどによって加速をつけることで
HHの速度を伸ばし、より速く、より遠くへ飛ぶことができるのである。

通常のジャンプの軌道を見てみると、
ジャンプの直後ほど進行方向の地面に対する角度は大きく、
ジャンプの中ほどでは地面とほぼ平行で、
ジャンプの終盤では地面に向って進行している。

つまり、ジャンプの瞬間にconcが破裂するようにHHすれば最も高く飛ぶことができ、
それよりもジャンプするタイミングを早めれば、より低く飛ぶことになる
のである。

2fort地下など、天井の低いところでHHをするなら
低めの軌道で飛ばないと、天井に頭を打ち、大きく失速してしまう。

HHの角度調整はoffence必須のテクニックなので、是非練習してみてほしい。




■ HH (2)

HHの速度はconcが破裂した時の速度に依存するが、
これを上げるためには始めにジャンプした時の速度
いわゆる『初速』を上げなければならない。

初速を上げるためにはストレイフジャンプBHを用いる。

● 1.ストレイフジャンプ

『前+左 にキーを入れながら、左へ視線移動しつつジャンプする』
 or
『前+右 にキーを入れながら、右へ視線移動しつつジャンプする』
ことで初速を得る方法である。
進行方向を正面に保ちたい場合、例えば左へ視線移動しつつジャンプする方法なら
ストレイフジャンプの前に少し視線を右へ振っておくとよい。

長所:
いざとなれば逆側に視線を振る必要がないので素早く初速を得ることが出来る
短所:
旋回とジャンプのタイミングがずれると不十分な初速しか得ることが出来ない


● 2.BH

『左 にキーを入れながら、左へ視線移動しつつジャンプする』
or
『右 にキーを入れながら、右へ視線移動しつつジャンプする』
ことで初速を得る方法である。

長所:
安定して大きな初速を得ることが出来る。
短所:
一度視線を逆側へ振ってからでないとまともに前へジャンプすることが出来ない


余裕のある状況(scoutによる2fort B2Bなど)ではBHを、
余裕のない状況(Flagを持って敵陣を突破するときなど)ではストレイフジャンプを用いるとよい。
初速を得るのにストレイフジャンプしか使わない人、BHしか使わない人もいる。


■ HH (3)

自分の立ち位置よりも低いところにflagが落ちたときなど、
斜め下方向に飛びたい場合がある。

HHで斜め下へ飛ぶには、
ジャンプの頂点を過ぎたあたりでconcが破裂するようにタイミングを合わせればよい。

このときジャンプするタイミングが早すぎると
地面に思い切り突っ込んでしまい全く飛距離が出ない。
逆にジャンプのタイミングが遅すぎると
大きく上方向へ飛び出してしまい、着地を狙うsoldierの餌食となる。




■ HH (4)

2mesa3のFR下からFR上へ飛ぶときなど、
なるべく高く飛ばなければならない場合がある。

そんな時もHHが有効である。
conc1個だけを使って上方向へ飛ぶなら、
concを地面に投げてからその上でジャンプするよりも
高さが出るようにHHした方がより高く飛ぶことができる


より高くHHするためには、ジャンプの瞬間にconcが破裂するようにすればよい
しかしジャンプする前にconcが破裂してしまうと
上方向への加速を得ることができず、失敗となる。
高さを出そうとすればするほど失敗のリスクは増していく

コンクを置いてその上でジャンプする方法は、
・コンクで飛ぼうとしていることがdeffenceにバレる
・HHに比べて高さが出ない
という欠点もあるが、ある程度の高さまでは確実に飛ぶことができる

置いて飛ぶか、HHで飛ぶか、
そのあたりの判断はマップの地形と状況に応じて行うものである。




■ 投げconc (1)

『投げconc』とテキトーに名前を付けたが、
concを握った状態でジャンプし、ジャンプ中にconcを投げて空中で爆風を受ける
という移動方法のことである。

投げconcは主に高所と低所の境目で用いる。
高い所からジャンプして、低い所へconcを投げ、爆風を受ければ
concと自分との間により大きな高低差を作ることができるので より大きく跳べるのである。
HHよりも安定して大きな高度を生み出すことができる


平坦な地面の上で投げconcを使うのは、
遠くへ飛びたい。破裂寸前のconcを握っているが、初速をつけてHHをする余裕がない
という状況である。
まともな初速がついていない状態で中途半端にHHをしようとすると
ふんわりと上へ飛んでしまい、defの餌食となる。
そのようなときはジャンプして素早く後ろを向き、斜め下へconcを投げて飛ぶのである。




■ 投げconc (2)

投げconcの1つに、SHSconcと呼ばれる技術がある。
medicで2fortのベランダからベランダへ飛びたいときなど
天井の低い所で長距離を飛びたい時に、SHSconcは効果を発揮する。

やり方は単純で、2fortのb2bで説明すると

 1.concを握りつつ、ベランダからジャンプで飛び出す
 2.空中で後ろを向き斜め下へconcを投げる
 3.爆風を受け、飛ぶ

ポイントは、なるべく高さを抑えて長距離を飛ぶために
少し水平気味の角度へconcを投げることである。




■ 空中制御

concを用いたjumpでは、飛び出す時の速度・角度も重要だが
飛び出した後の空中制御の方も同様に大変重要である。

空中で進行方向を変えるには、キーを左右方向のいずれかに入れながら
マウスによる視線移動を行えばよい。
左に曲がるときは『左キー+左に視線移動』
右に曲がるときは『右キー+右に視線移動』が基本である。

しかしやり方が悪いと急激に失速してしまったり、思い通りの方向へ曲がれなかったりする。
速度を落とさないようにしつつ、思い通りの方向へ旋回するためには、いくつかのポイントがある。


 1.前キー(+forward)は離しておく。
これを知っているか知らないかで空中制御の自由度は大きく変わってくる
試してみれば分かるが、前キーを入れていると
視線の移動に対して進行方向の湾曲が鈍く
そのため進行方向を見ることが出来なくなってしまうのである。
空中では前キーは離しておき、左右のキーのみを用いることを強く勧める。

 2.極端に急激な視線移動はしない。
進行方向に対してあまりにも急角度に視線を移動させると、失速してしまう
どの程度『急角度』だと失速するのかは、勘でつかんで欲しい。

 3.止まりたい時は、後ろキーを長めに押す。
着地したい点が決まっている場合は、
視線を下の方へ向けて着地点を確認しつつ(上下の視線移動は空中制御に影響を与えない)
着地点の少し手前に来たあたりで、後ろキーを押し続ける
後ろキーはブレーキの役割を果たす。


うまくやれば、空中で2回以上の方向転換を行うことも可能である。
concmapがよい練習になるので試してみて欲しい。




■ 坂 (1)

HLの仕様により、全ての坂には次のような重要な特性がある。

 ・摩擦が極端に小さい。

この性質は攻撃・移動において有効に活用することができる。


まずは攻撃における坂の利用について。

『坂に向ってグレネードを投げると摩擦が小さいのでグレネードが上の方まで上っていく』

坂の上にいる遠くの敵やSGを、グレネードで攻撃することができるのである。
強力な2ndグレネードを持つクラス(demoman, engineer等)では重要なテクニックである。

置きconcで飛ぼうとする際には、この坂の特性は悪い方に働く場合が多い。
ウッカリ坂へconcを投げてしまうと
concはスルスルと坂を滑ってどこかへ行ってしまう。注意が必要である。




■ 坂 (2)

移動における坂の利用について。

concjumpを用いて上り坂に向って高速で突っ込むと、
摩擦が小さいためスルスルと上の方まで滑っていくことが出来る
これが坂滑りrampslideなどと呼ばれる技術である。

rampslideには次のような特徴がある。
 ・坂のどこに着地しても上まで滑っていける。
 ・地面を滑っていけるので、天井の低いところでも長距離を移動できる
 ・地面を滑っているので、ロケランに撃たれやすい

concが楽になる反面、soldierに弱いというデメリットもあるのだ。

尚、坂を滑っている間は空中制御と同様の方法で曲がることができる


■ 坂 (3)

rampslideには、もう1つ大変重要な特徴がある。

 ・滑って行った後、坂の頂点で真上に跳ねる。(一部の小さな坂を除く)

坂の頂点には目に見えない段差があり、これに引っかかることで真上に跳ねてしまうのである。
すなわち、この目に見えない段差をうまく回避できれば
坂を滑った勢いのまま坂を飛び出すことが出来るのである。

見えない段差の回避には、しゃがみ(+duck)を用いる。
HLのしゃがみには、
 ・膝を曲げることで足元に空間を作る
 ・若干だが体全体が上昇する
という、いわば『小ジャンプ』と呼べるような特性がある。

坂の頂点付近でタイミングよくしゃがむと、勢いよく飛び出す。
このときの速度は始めに坂に突っ込んだときの速度に依存し
このときの高度は、速度としゃがみのタイミングに依存する
頂点ギリギリでしゃがむほど高度は増し、頂点のより手前でしゃがむほど高度は落ちる。

rampslideで坂を飛び出してそのまま次の坂へ突っ込みrampslide、といったことも可能である。




■ 坂 (4)

状況はかなり限られているが、
わざと坂の頂点で引っかかり上へ跳ねることが有効になる場合がある。

頂点で引っかかるとき、
左キーを押しっぱなしにしていると左の方へ
右キーを押しっぱなしにしていると右の方へ跳ねることができる。
このときの高度は始めに坂に突っ込んだときの速度に依存する

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